鹿児島市 照国神社・仙厳園

歴史と自然が息づく魅力的な鹿児島。島津斉彬公を祀る照国神社、島津家別邸の仙厳園や桜島など、訪れる価値がある名所が多い。

照国神社

照國神社は、島津家第28代当主・島津斉彬公を祀る神社であり、鹿児島市で最も大きな神社として知られている。1863年には天皇から「照國大明神」の神号が授けられ、翌年に南泉院跡に社殿が建てられ、照國神社として定められたが、西南戦争や戦災により社殿や宝物が焼失し、1882年と1958年に復興された。境内には資料館や島津斉彬公の銅像があり、年間を通じて様々な催し物が行われる。

鶴丸城跡

鶴丸城は、江戸時代初期に島津忠恒によって築かれ、上山城跡である城山とその麓に築かれた鶴丸城で構成された平山城。居館の正面中央に、威風堂々たる「御楼門」がある。御楼門は、明治6年(1873年)の火災で焼失したが、2020年に日本最大の城門として復元された。

城山公園展望台より桜島を望む

仙厳園

仙厳園は鹿児島市北部の吉野町にある観光スポットで、薩摩藩第19代当主の島津光久の別邸として建設された。明治時代には一時的に本邸としても使用され、その後は迎賓館としての役割も果たした。園内には、明治日本の産業革命遺産に指定された遺構があり、日本の近代化の歴史を感じることができる。

薩摩切子

島津斉彬が色ガラスの研究に力を入れ、本格的な藩営ガラス工場を仙厳園周辺に作った。

桜島を背景に黄色に輝く

ぢゃんぼ餅

 

鹿児島県で古くから親しまれている郷土料理で、「両棒餅」とも書く。つきたての餅やもち米粉を使った団子串を2本刺し、とろみのある砂糖醤油ダレがかかっている。ぢゃんぼ餅と呼ばれるようになったのは、武士が大小の刀を腰に2本差している「両棒(ぢゃんぼ)差し」の姿に似ていることからこの名がついたという。

尚古集成館本館は、耐震リニューアル工事のため、2022年5月9日~2024年9月末まで休館中で、別館のみが開館。

尚古集成館は、島津家に関する史料や薩摩切子、薩摩焼などを展示する施設で、1865年に建てられた本館は国の重要文化財に指定されている。2015年には、旧集成館が機械工場として明治日本の産業革命遺産に登録された。

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