宇都宮 大谷寺・大谷資料館

大谷寺

「大谷観音」写真は大谷寺HPから引用

宇都宮市大谷町に位置する天台宗の寺院で、山号は天開山、院号は浄土院です。本尊は千手観世音菩薩で、坂東三十三観音の第19番札所となっています。日本最古の石仏「大谷観音」と、高さ27メートルの「平和観音」を含む日本最古の石仏の3つを揃えた宇都宮の霊場です。

大谷寺は、日本のシルクロードと呼ばれる千手観音像や、御詠歌、御止山などの風邪・発熱の症状を防ぎ、平和と人々の幸せを願う観音として知られています。 大谷寺の本尊である千手観音は、凝灰岩の岩壁に彫られた丈六(約4.5メートル)の千手観音で、一般には「大谷観音」の名で知られています。この千手観音は、平安時代(810年)に弘法大師によって作られたと伝えられています。 また、大谷寺は、大谷石凝灰岩層の洞穴内に堂宇を配する日本屈指の洞窟寺院であり、国の特別史跡および重要文化財に指定されている「大谷磨崖仏」の所有者となっています。

拝観時間は、夏季(4月~9月)は8:30~16:30、冬季(10月~3月)は9:00~16:30で、受付は20分前に終了します。また、木曜日と毎年12月26日~31日は休業日となっています。 大谷寺は、その歴史と文化的価値から多くの観光客や札所参詣者に訪れられています。

大谷寺 | 日本最古の石仏「大谷観音」と高さ27メートルの「平和観音」 (ooyaji.jp)

大谷資料館

宇都宮市大谷町に位置する博物館で、大谷石の採掘から工業化までの歴史を展示しています。大谷石の採掘の歴史がわかる資料館で、展示場には採掘が本格的に始まった江戸中期から昭和34年頃までの手堀り時代の道具や採掘方法、運搬の移り変わりなどの資料を展示しています。

大谷資料館の圧巻は地下採掘場跡で、深さ30m、広さ2万㎡にも及ぶ大谷石の地下採掘場跡です。最も深いところでは地下60メートルもあるという巨大な地下空間で、通常坑内の平均気温は8℃前後です。切り出された石は約1000万本で、まさに地下の巨大な建造物といった感じです。

この巨大地下空間では、コンサートや美術展なども開かれ、イベントスペースとしても注目を集めています。また、教会や撮影、挙式会場などの用途に応じて公開されます。

営業時間は、4月〜11月は9:00〜17:00(最終入館16:30)、12月〜3月は9:30〜16:30(最終入館16:00)です。休業日は4月〜11月は無休、12月〜3月は毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休館)、年末年始(12/26〜1/1)です。

大谷資料館 – 大谷石の歴史と巨大地下空間 (oya909.co.jp)

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